第13回学術大会(横浜大会)のご報告

第13回学術大会(横浜大会)はおかげさまで大盛況のうちに閉幕いたしました。ご参加いただいた方々、ご支援いただいた方々に御礼申し上げます。誠にありがとうございました。 今回のテーマは「高齢者虐待防止に向けた新たな挑戦」でした。その一つとして法改正を掲げました。法制度推進委員会の交流集会では、会場よりさまざまなご意見が投げかけられました。参加者それぞれの思いが発信され、貴重な交流の場となりました。 来年は、7月15日(土)、千葉県松戸市にて開催いたします。大会長は、和田忠志先生(いらはら診療所)です。是非多数お誘い合わせ頂きご参加下さい。

ニューズレターNo.20 第13回日本高齢者虐待防止学会横浜大会企画委員会から

平成18年に高齢者虐待防止法が施行されて11年目を迎えました。施行時には3年後に改正が検討されるはずでしたが、1回も改正されることなく今に至っています。改正されていない理由として1つは、高齢者虐待に関しては、介護保険法などの他の法律を援用することで、ある程度対処可能という考え方があるのかもしれません。 2つ目に、被虐待高齢者に対しては、まっさらな被虐待児とは異なるイメージを重ねやすいという可能性もありそうです。特に養護者による高齢者虐待の場合、それまでの家族関係の歴史があっての結果、という見方がされやすいのかもしれません。結果、子どもの虐待のように「正義のために1枚岩になって動く」という姿勢になりづらいということでしょうか。 最後に、高齢社会の到来によりもっともっと高齢者のことを知らなければならないのですが、それが追いつかないこともあるかもしれません。加齢を経て人は、人や事象の世界を拡大・増大するよりむしろ自分の世界を以前よりも縮小していきます。つまり社会参加の程度を減らすことになります(環境からの離脱)。 それは自然な現象でもありますが、一方で、高齢者が確実に脆弱性を持ち合わせていく […]

第12回学術大会(京都大会)のご報告

第12回学術大会(京都大会)はおかげさまで大盛況でございました。ありがとうございました。メイン会場では、満席で立ち見席ができておりました。ゴミ屋敷問題、統一番号問題、医療療養病床の実態・サービス提供者の苦悩、そして多様化する高齢者住まいなど喫緊の課題が盛り沢山でした。来年は7月16日(土)に横浜市立大学で開催されます。大会長は松下年子先生です。是非多数お誘い合わせ頂きご参加下さい。

第11回日本高齢者虐待防止学会横浜大会のご報告

第11回日本高齢者虐待防止学会横浜大会は、ワークショップが7月4日、横浜市の管内メディアセンターにおいて、大会が7月5日、関東学院大学金沢八景キャンパスにおいて開催されました。4日はあいにくの雨模様、5日は曇りでしたが、地域包括支援センターや行政職員、施設職員等の非会員を含む多くの方々にご参加いただきました。ワークショップは約130名、大会は300名を超える参加者がありました。 ワークショップならびに特別講演やシンポジウム等のプログラムは概ね好評であったようで、それぞれの終了後には、何人もの方々から「ためになった」とか「面白かった」というお声を直接いただきました。DVD視聴という大会特別企画にも多数の方のご参加がありました。ワールドカフェ方式によるテーマトークは、参加者が予定数を下回ったため1部屋での実施となりましたが、参加されたみなさんは楽しくグループワークを行い、最後は和気あいあいの雰囲気だったようです。 「実践家のことを考えてくれている学会であることがわかったので、学会に参加しようと思った」という参加者の声を、実行委員の1人が教えてくれました。一番嬉しい感想でした。 私たちが普段 […]