シンポジウム②  高齢者虐待防止における支援者支援 

シンポジスト

社会福祉法人賛育会における法人内の権利擁護委員会の身体拘束ゼロへの取組

坂本 将之 さかもと まさゆき

社会福祉法人賛育会 東海清風園

機械設計メーカーを退職後、2002年社会福祉法人賛育会特別養護老人ホーム豊野清風園(長野県長野市)に介護職員として入職。その後介護主任、介護係長を務める。特に、施設における看取りケア充実のための家族懇談会「パープルカフェ(人生をテーマにしたカフェ形式の懇談会)」の開催や地域講座の実施に注力する。法人内では「持ち上げない介護」に取り組み、介護用リフト導入やトランスファーボード活用の普及推進に関わる。
2016-2017年長野県介護福祉士会北信支部長として各種研修の企画実施、介護福祉士の養成、介護の日イベントへの参画等、介護の専門性向上、魅力・やりがいを発信する活動に従事する。
2020年から同法人介護医療院とよの勤務、2022年同法人東海清風園(静岡県御前崎市)に赴任。2022年法人内権利擁護委員会が発足、2024年から同委員長を務め、高齢者虐待防止のための取り組みや理念の実践に向けた活動を継続している。2024年4月より現職。介護福祉士、介護支援専門員。


社会福祉法人聖隷福祉事業団における法人内の身体拘束ゼロへの取組

青栁 雄大 あおやぎ ゆうだい

和合せいれいの里 総園長

大学にて社会福祉学を学び、社会福祉法人聖隷福祉事業団へ入職。救護施設、身体障害者支援施設、障害者就労支援施設、生活困窮者自立支援事業にて生活支援や直接介護、相談支援業務に従事。法人本部人事企画部にも在籍し採用から育成、外国人介護福祉士の受け入れ、育成を担当。現在は子どもから高齢者、障がい者の入所、通所、在宅、相談支援を実施する複合施設である和合せいれいの里の総園長として施設運営を担っている。
福祉を志す頃から利用者・相談者・地域を第一とし、社会福祉法人の職員として、真に必要な支援は何かを考え、制度の枠から半歩踏み込んだ伴走支援を大切にしてきた。今後も社会福祉法人の職員として利用者・相談者・地域が真に必要としている支援を考え施設運営に取り組んでいく。


KAERUカードによる意思決定支援

岡田 知拓 おかだ ともひろ

KAERU株式会社 代表取締役 CEO。東京農工大学応用生命化学修士卒。新卒で決済ベンチャーの法人営業・事業開発を担当後、東南アジアのスタートアップを経て、LINE株式会社にてLINE Payの立ち上げ初期から、戦略立案・プロダクト企画など広範にサービスのグロースに携わる。2020年10月にKAERU株式会社を創業し、金銭管理がご自身だけでは難しい認知症の方や知的・精神障害をお持ちの方、またその支援者向けに、みまもり機能付きのプリペイドカードサービスを展開。介護・障害福祉施設や成年後見人、社会福祉協議会などと連携し、現金のやりとりに伴うリスクや経済的虐待の未然防止に取り組みながら、ご本人の意思決定支援・自立支援を支える仕組みづくりを進めている。現場理解を深めるため、認知症予防協会MCI専門士、終活アドバイザー、認知症サポーター、訪問介護員の資格を有する。東京金融賞2022年イノベーション部門1位、経済産業省「オレンジイノベーション・アワード」優秀賞、Forbes JAPAN「世界を変える次世代インパクトスタートアップ30」選出。


カスハラ対応の実務

高木 良樹 たかぎ よしき

社会福祉法人天竜厚生会 監査指導課長

高齢者の通所、入所施設及び地域包括支援センター等でのケアワーカー、ソーシャルワーカー職、老人保健施設事務長、子育て支援及び経営企画の課長職で勤務。2024年より現職


滝沢 香 たきざわ かおり

日本高齢者虐待防止学会理事・法制度推進委員会委員長。1988年弁護士登録。日本弁護士連合会高齢者・障害者権利支援センター委員、2021~2023年度同センター長。東京弁護士会高齢者・障害者の権利に関する委員会委員。日本弁護士連合会貧困問題対策本部副本部長。高齢者虐待防止法施行後、医療経済研究機構、認知症介護研究・研修仙台センター、日本社会福祉士会、東京都福祉保健局高齢者虐待事例分析検討委員会等の調査研究、2022年度「市町村・都道府県における高齢者虐待への対応と養護者支援について(高齢者虐待対応マニュアル)改訂調査研究」、2023年度「介護施設・事業所等における身体拘束廃止・防止の取組推進に向けた調査研究」、2024年度「高齢者虐待の実態把握等のための調査研究事業(高齢者虐待対応マニュアル)改訂調査研究」、2025年度「介護施設・事業所等における高齢者虐待防止措置等の体制整備の状況等に関する調査研究」に各委員として関与。「セルフ・ネグレクトの人への支援 ゴミ屋敷・サービス拒否・孤立事例への対応と予防」(岸恵美子教授編)、「高齢者虐待防止法活用ハンドブック」(日本弁護士連合会編)執筆担当。現在、西東京市高齢者虐待防止連絡会委員。


近藤 隆久 こんどう たかひさ 

社会保険労務士法人Fika代表社員、特定社会保険労務士、認定登録医業経営コンサルタント。公益社団法人日本医業経営コンサルタント協会静岡県支部支部長を務めるほか、社会福祉法人の理事として法人運営にも携わっている。医療・介護・福祉分野における人事労務管理を専門とし、就業規則の整備、雇用管理、人材定着、ハラスメント対策など、組織運営全般にわたり支援している。
1996年に民間企業へ入社後、2001年より医療機関支援を行う会計事務所の社会保険労務士部門に勤務し、社会保険労務士としての活動を開始。2010年に独立開業、2019年に社会保険労務士法人Fikaを設立した。これまで、医療機関や介護・福祉事業者を対象に、労働法、勤務環境改善、ハラスメント対策、就労支援などをテーマとした講演を多数行っている。現場実務と法人経営の双方の視点から、働きやすい職場づくりと質の高いサービス提供を支援している。


座長・助言者

小長谷 百絵 こながや ももえ

新潟県立看護大学老年看護学 教授

学歴
千葉大学看護学部卒業、東京医科歯科大学保健衛生学研究科博士前後期課程修了

職業歴
静岡県立子ども病院看護師、自治医科大学病院看護師、昭和大学保健医療学部、上智大学総合人間科学部教授など

社会的活動
日本高齢者虐待防止学会理事、NPO法人ALS/MNDサポートセンター理事など

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